Update of the Avatar #109 - 2015.01.23

https://www.shroudoftheavatar.com/?p=47772

今週のUpdate of the Avatarの詳細は以下の通り。

・ゲームイベント"PAX South"でのSotAブースの様子
・R14で実装予定の"銀行"の紹介
・公式ストアのクレジットの扱いについての変更
・Novia大陸のインゲームスクリーンショットを初公開
・Game Informer Magazine誌にSotA特集記事が掲載
・MMORPG.COMがR14先取り記事を掲載 - Release 14: Strong Start to a New Year
・CESスター・ロンインタビュー
・GDC Next - スター・ロン講演 "クラウドシェアリングについて: クラウドソーシング + クラウドファンディング"
・ニューブリタニア・シアター劇団公演のお知らせ: Of Shadows and Light
・週末のインゲームイベントのスケジュール

・一部のアドオンが販売終了へ: The Axe and Wood & Plaster Homes
・SteamクライアントからもSotAがプレイ可能に
・分割払いプランのキャンセル方法について
・今後のSotAイベント



ゲームイベント"PAX South"でのSotAブースの様子



PAXは毎年全米の各都市で行われている大規模なゲームイベントです。
今回のPAX Southはテキサス州サンアントニオ市のヘンリー・B・ゴンザレスコンベンションセンターで開催されています。
Portalarium社からはリチャード・ギャリオット、スター・ロン、フィン・スタバーの三人のスタッフが現地入りし、マイクロソフト提供の"テキサス・インディーゲームラウンジ"のブースでSotAの展示を行っています。
リチャードとスターは23日だけの出席ですが、残りの期間はフィンが展示のサポートを行います。
また、PAXの出席者すべてにR14のフリーアクセスパスが配布されるようです。

さらに24日に行われるパネルディスカッション “Confessions of a Troll: Human Nature Online(ネットフォーラム荒しの反省: オンラインの人格とはなにか)”には、 “Lum the Mad”の開発者名で知られるスコット・ジェニング氏が参加します。



R14で実装予定の"銀行"の紹介


R14で銀行のシステムが実装され、実際の建物と銀行員のNPCが登場します。
また、出資レベルに応じてアカウントに紐付けされている各出資特典のアイテム類も、ゲームスタート時から入手した状態で始めることができます。
以前のリリースでは出資レベルに関係なくすべてのアイテムにアクセスすることができましたが、R14からはそれぞれ出資特典の権利をもっているプレイヤーのみに配布されることになります。
これらの特典アイテム類は初期状態ではバンクボックスの中に入っており、入手するには銀行に立ち寄って引き出す必要があります。



公式ストアのクレジットの扱いについての変更


アドオンストアでは購入したアドオンを自由にストアクレジットへ還元することができましたが、R14が開始(日本時間30日 01:30AM)された後にログインすると、購入したアドオンはインゲームアイテムに反映するために自動的にすべてロック状態となり、次回のデータワイプまでクレジットへ還元することができなくなります。
R14が始まるまでに試したいアドオンを選択しておくようにしてください。


また、次回にはこのシステムは変更され、ログイン時ではなくログイン後に選択できるようにする予定です。

R14開始後にアドオンストアでコンテンツを購入した場合、それらのアイテムは自動的にバンクボックスに保管され、次回ログイン時にアクセスすることができます。


Novia大陸のインゲームスクリーンショットを初公開


現在EP1のメインのゲーム舞台となるNovia大陸のワールドマップの開発が進行しています。
早ければR15で実際にプレイすることができるようになるそうです。


#地形的にArdorisの北あたりのスクリーンショットになるのでしょうか。かなり広大な感じになりそうです。


Game Informer Magazine誌にSotA特集記事が掲載



gameinformer誌の2月号にSotAの記事が掲載されることになりました。
オンラインのプレスに押され現物の雑誌の低迷が続く昨今、紙にプリントされたSotAの記事を読めるのは現在この雑誌だけだそうです。
gameinformerは800万人の定期購読者をもつ、米国では業界第三位の大手ゲーム情報誌です。

記事のプレビュー紹介では、SotAの現行のMMORPGとは違ったアプローチ手法に焦点を当てているようです。


MMORPG.COMがR14先取り記事を掲載 - Release 14: Strong Start to a New Year



すでに恒例となって久しいMMORPG.comのリリーステスト先行記事ですが、今回も詳しいプレイレポートを見ることができます。
記事全文はこちら。
http://www.mmorpg.com/gamelist.cfm/game/935/feature/9330/Shroud-of-the-Avatar-Release-14-Strong-Start-to-a-New-Year.html

以下、当該記事から抜粋・翻訳して引用。


■データワイプ

今回からは各システムに大きな変更が為されるため、データワイプを行います。
ワイプは昨年の11月以降から行われていないので、久しぶりのリセットになります。
12月からSteamロンチと同時にサーバーが常時稼働体制に移行しましたが、Steamロンチ・サーバー稼働ともに大きな問題は起こっていません。
MMO業界ではこれは非常に珍しいことだと言えるでしょう。

また、Steamと連携したMMORPGタイトルは現在非常に少ないのですが、これはゲームのアカウントシステムとSteamのシステムとの連携が技術的に難しいことに起因します。
しかし、SotAはその問題をクリアしてきています。
これはPortalarium社の技術力の高さを裏付ける事実といえるでしょう。


■経済システムの実装を開始


エクゼクティブディレクターのスター・ロンはこのゲームの最大の特徴として、プレイヤー主導による経済システムの実現を挙げています。
また、各地域でローカルな経済圏を形成し、交易をゲームマーケットに組み込むなど、他のゲームとは一線を画す構想が発表されています。
この経済モデルの初歩的な導入として、R14では需給の概念が導入され、商人の在庫状況に応じてアイテムの買い取り価格が変動するようになっています。

また、経済システムとアイテムクラフトは密接に関係しています。
将来的に、クラフター達のためにさまざまなアイテムカスタマイズの選択肢が用意されるでしょう。
特に装備品においては、それぞれのキャラビルドや戦闘スタイルに合わせた最適な装備品の選択が必要になり、クラフターの存在は冒険者にとって重要な存在となるでしょう。
装備品を構成するパーツの素材にはさまざまなものがあり、各素材で作ったパーツをどう組合わせるかが最終的な装備品の性能を大きく左右します。


■キャッシュフローの概念

今回はゲーム経済にとって重要なコンテンツが数多く導入されています。
所持品の重量の概念も実装され、ゴールドコインにも重さが設定されています。
また、ヘビーアーマーとライトアーマーにも仕様変更が為され、より特徴がハッキリと分かれるようになっています。

各銀行のバンクボックスは独立しており、基本的にある銀行で預けたアイテムはその銀行でしか引き出すことができません。
これはゲーム内に地域経済の仕組みを持ち込んだためで、従来にはなかったアイテムの輸送の概念が経済システムに組み込まれています。
また、この仕組みによって、ある地域でしか取れないレアなアイテムや資源を導入することにより、プレイヤーの一極集中を防ぐ役目も負っているように思います。


■コミュニティ

毎週末にプレイヤーによるイベントが開催されており、プレイヤー達のアクティビティは非常に高いものになっています。
彼らは仮想世界のなかでの生活を楽しんでおり、プレイのために用意された特別な仕組みや仕掛けを必要としていません。
お互いがエンターテイナーとなり、見返りを求めることなくゲーム内での楽しみを分かち合っているのです。
ロード・ブリティッシュはこの活発で献身的なユーザーコミュニティを誇りに思っています。


CESインタビュー: スター・ロン


Shack Newsによるスター・ロンインタビューの動画が掲載されています。

以下内容の要約。

SotAとはどういったゲームなのですか?

いわゆるファンタジーRPGです。
このタイトルはクラウドファンディングにより開発資金を調達し、さらにクラウドソーシングによりユーザーがゲーム開発に参加できる仕組みを作っています。
たとえば、ゲーム中の楽曲のほとんどはユーザーが提供してくれたものなんです。
また、ゲーム中のアートグラフィックのうち、20%がユーザーの手によるものです。


現在の開発状況は?

すでにアルファテストを開始して1年が経ちます。
毎月多くのテストプレイヤーが参加してくれていて、追加された新コンテンツを評価・フィードバックしてくれています。 
約3割のプレイヤーが毎回ダイレクトにフィードバックを送ってくれています。


次回に追加される新コンテンツは?

3つの新しいシーンが追加されます。
デザートのシーンや沼地のシーンが追加されるほか、武器や防具を強化できるクラフトコンテンツが新たに実装されます。


新しい開発環境、つまり、ユーザーから直接フィードバックをもらうというスタイルにおいて、なにか気付いたことや発見はありましたか?

プレイヤーが何を求めているのか、ということをいち早く知ることが一番のメリットですね。
たとえば、初期のリリースではジャンプやスイミングの早期実装は予定していなかったのですが、予想外に多くのユーザーからリクエストがありました。
我々は当初、ジャンプやスイミングといった要素は特にユーザー側からの需要はないだろうと思っていたのです。
しかし、実際にゲームをプレイしてみると、ちょっとの段差や柵を容易に乗り越えられないのは、プレイヤーにおいて大きなストレスになることが判明したのです。

このゲームはサンドボックススタイルを採用していることもあり、なるべくプレイヤーの利便性や要望を大事にしていきたいと思っています。

多くのゲームは開発がベータの段階になってからSteamなどのディストリビュータを通じてユーザーの手へと渡されますが、我々はプレアルファの段階からユーザーにテストプレイをしてもらい、意見・感想を広く求めることにしています。
ある程度完成させてからユーザーの反応を伺うのではなく、まだゲームとして完成していない段階からユーザーにゲーム開発に参加してもらうことで、内部テストでは気付かなかったユーザーサイドの要望を汲み取ることができるのです。


今回のクラウドファンディングの開発手法は、今後ゲーム業界にどういった形で影響を表すと思いますか?

クラウドファンディングによるゲーム開発のスタイルは、インディーズゲーム業界が先行して採用していました。
しかし、ニッチな需要をニッチなファンが支えることで、今までになかったさまざまな新しいスタイルのゲームを生み出しています。
昨今はゲームの開発費用は右肩上がりで、デベロッパーに開発費を提供するパブリッシャー達の投資リスクも大きくなっています。 

我々の開発チームはインディーズレベルの規模ですが、クラウドファンディングとクラウドソーシングを併用することにより、(大規模チームのタイトルのような)骨太なロールプレイングゲームを制作することが可能になると思っています。


昔のPCゲーム開発チームのように、SotAは小規模なチーム構成なのですね?


ええ、昔のゲーム、つまりUOの最初期の時と同じくらいの30人前後のチームですね。
私は300人くらいのチームでのゲーム制作も経験しましたが、新しいゲームを開発するには開発環境の変化も必要だと感じています。
開発規模や予算的に今回はUOの時のチーム体制へ先祖返りが起こったといえるかもしれませんね。
しかし、チャレンジングなゲームの制作には、大人数よりも少人数での開発体制の方が適していると思っています。
大作になればなるほど投資リスクを考慮し、結局無難な作りにならざるを得ませんからね。


GDC Nextのスター・ロン講演 "クラウドシェアリングについて: クラウドソーシング + クラウドファンディング"



昨年の11月に行われたGDCでのスター・ロンの講演の様子がこちらのURLでアップされています。
http://www.gdcvault.com/play/1021428/Crowdsharing-Crowdfunding-and



ニューブリタニア・シアター劇団公演のお知らせ: Of Shadows and Light



先週末に開発者達も出演したボイスドラマ"The Avatars Chronicles I - Return of the Avatar: Special Developer Edition"が公開されましたが、今週も同劇団による劇場上演が予定されています。
会場はキングスポートの中央に位置するPort Phoenix Fairground、上演開始時刻は日本時間25日零時です。

また、最近同劇団には新しい脚本家が参加し、今後のより活発な活動が期待されます。


週末のインゲームイベントのスケジュール


Avatarscircle.comのイベントスケジュール表に今後開催されるユーザーイベントのスケジュールがまとめられています。
http://avatarscircle.com/community-events/

Saturday, January 24
9:00am CST - PaxLair Working Hours - Host Winfield (Valemark)
9:00am CST - New Britannia Theater Troupe Presents: A “Live” Double Feature (on stage of Port Phoenix, Kingsport)
11:00am CST - Church of the Dark Star - Saturday Service (PaxLair, Valemark)
1:00pm CST - Beginner’s class - Making money with crafting! (Port Phoenix Fairgrounds, Kingsport, or “/zone Kazyn Phoenixfyre”)
3:00pm CST - Housewarming Party at the Kross house (PaxLair, Valemark)
8:00pm CST - R13 Grand Tour Quest by MGT (Owl’s Head Town Square)

Sunday, January 25
5:30am CST - Explore Novia with royalsexy (Owl’s Head entrance)
7:00pm CST - PaxLair Meeting (Valemark)
8:00pm CST - Fishing with Winfield (some lake or pond, “/zone Winfield”)


分割払いプランのキャンセル方法について



SotAの出資枠購入には、一括払いの他に毎月一定額を支払う分割プランがあります。
当初は2015年2月に分割払いの支払い期限が設定されていましたが、2015年6月まで延長されました。
しかし、支払いプランをユーザーが手動でキャンセルしない限り6月まで毎月の設定額を支払い続けてしまう仕様になっているので、分割払いを選択しているユーザーは必ずプランの再設定をしてください。



今後のSotAイベント


https://www.shroudoftheavatar.com/?page_id=35475

Upcoming Events

2015.01.23 - SotA at PAX South
2015.01.29 - Release 14
2015.02.26 - Starr Long delivers Keynote at ICPHSO’s 2015 Annual Meeting and Training Symposium
2015.02.26 - Release 15
2015.03.13 - SotA at SXSW Interactive
2015.03.26 - Release 16
2015.04.03 - Duke & LotM VIP Design Roundtable w/Lord British and Portalarium Studio Tour (it was such a big hit last year that we are again inviting our guests to attend Portalarium’s Family Easter Celebration in Castleton (Richard’s lakefront property on beautiful Lake Austin)

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